わたしたちの大半は、顕在意識で生きています。
この顕在意識は潜在意識にあるエネルギーブロック(過去、過去生からの未消化の感情・思い・観念)によってコントロールされています。
わたしたちは多くの「べき・ねば」や怖れによっていわば自動操縦されているような状態です。
日々、自分の思いで選択し生きているように見えて、ほとんどが過去や過去生から持ち越したエネルギーブロックと同化して、本当の自分を生きることができていません。
これらのエネルギーブロックを解放していくことで、奥深くにある超意識(魂、本質)で生きることができるようになります。
これを「目覚め」といいます。
目覚めは意識が拡大していくプロセスですので、ここで完了、これで終わりというものではありません。魂が成長していく限り、永遠に続いていきます。
目覚めによって魂の望みを体現しながら、自分らしく生き生きと生きていくことができるようになります。
一般的にいわれる一瞥体験や悟り体験は一時的に超意識と繋がる目覚めの一つのかたちですが、それを体験したからといって、必ずしも目覚めた生き方ができるわけではありません。
目覚めは日常での意識的な実践によって徐々に定着し、確立されていくものなのです。
ですから、神秘的な体験を求めるよりも、日々起きることからいかに目覚めへと繋げていくかが大切です。
目覚めて生きることでネガティブ体験がすべてなくなるわけではありませんし、願望がどんどん叶っていくわけでもありません。
しかし、宇宙への信頼度は格段に増し、起きるすべての出来事を自分の進化成長へと転換していくことができるようになり、目覚めが深まるほど、自身の波動も精妙になって感謝や感動に満ちた人生を味わっていくことができるようになります。